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やっぱり志ん生だな(^∇^)

志ん生一家 藪さんローカルのスーバーやコンビニには客がごった返し、レジには長蛇の列。納品された品出しが間に合わないので通路に品物が置いてあって歩けない。消防法違反だぞ! (^ω^)

 このブログでは藪さんのコメがブロックされていてリコメができない。藪さんはイライラしながらチューブを見ていたら、志ん生の「雪とん」と云うマニアックな演目が出てきた。

 もちろんそんな演目をチューブに上げるのは藪さんしかいない(^ω^)

 冬の演目だし決して面白くないんだけれども、トロトロ語る志ん生の語りは素晴らしい。こう云う語りができる噺家がいなくなっちゃったのが寂しい。

 「雪は豊年の貢ぎ」と云うフレーズがございます。してみると、雪が多く降った年は、豊作になると云う事なんでしょうね。
 
 「雪とん」と云う演目は、歌舞伎の「お祭り佐七」の一部です。志ん生にしては珍しく、くすぐりを入れ過ぎなんじゃないかと思えるほど入れてます。何でかと云うと、この演目は、一回や二回聴いたくらいじゃ、よ~く聴いてないと、展開が判り難いからではないかと思います。
 
 本来はもっと長い演目で、幾つかに区切って語る演目だったんだと思います。志ん生が「雪とん」として語った半世紀前には、既に世の中は忙しくなっていて、トリの大真打ちが、長編を毎晩続き物で語り続けると云う、戦前の寄席のスタイルではなく、一夜語り切りのスタイルになっていたんだと思います。
 
 「お祭り佐七」と云うのは、元は、久留米藩の藩士だった飯島佐七郎。今で云うイケ面で、様子がいいので妬(ねた)まれて、武士を首になり親にも勘当されて、江戸へ出てきて火消しのめ組の鳶頭の家へ居候。船徳の居候の展開と同じように、め組の鳶頭は、以前に佐七郎の父親に世話になっていた関係。佐七郎は火消しになろうとする。佐七郎は木遣りも上手く、イケ面だったので、あちこちの祭りから声が掛かり、いつしか「お祭り佐七」と云われるようになる。
 
 品川へ遊びに行き、金が足りなくて、佐七が居残りとなる。佐七は雑巾掛けが上手く、遊郭の若い衆や女郎に評判が良く・・・「居残り佐平次」かい? (^ω^)
 
 このあと、業平文治のような展開になり、「お祭り佐七」の発端でございます・・・で終わるのが、圓生版の序の部分。
 
 後半部分の志ん生の「雪とん」は・・・前半部分とは無関係の田舎の若旦那が登場し、船宿に厄介になるが、身体を壊してしまう。船宿の女将が聞いてみると、なんと「恋患い」。ねぇ。ややっこしいでしょ? この落語は、いろんな落語の寄せ集めかい? と思ってしまいます(^ω^)
 
 糸屋の娘の「お糸」と盃を酌み交わすだけでいい。その盃を持って国に帰ると云うので、女将は段取りを組み、明日の晩の四つ(午後十時)に、裏木戸をトントンと叩けば、戸を開けてくれるようにした。
 
 若旦那は予定通り出掛けたが、その晩は大雪。道を間違えてしまい、どの家の木戸を叩いても、どこも開けてくれない。
 
 ここへ、吉原へ行こうとしていたお祭り佐七が登場し、下駄に挟まった雪を塀でトントンと落とす。木戸が開いて、女中に中へ引き込まれる。
 
 男嫌いの「お糸」も、入って来たのが藪さんのような羽左衛門に似たいい男だったので、思わずブルブルっと震えて、はばかりへ・・・じゃなくて、その晩佐七を泊めた。
 
 翌朝、木戸から出て来た佐七を、一晩中雪の中を彷徨っていた若旦那が見掛け、後を付けると、自分が泊まっている船宿へ行き女将と話している。あとで女将に話を聞くと、あの男はお祭り佐七と云う男だった。
 
 「なに、お祭り? それでダシ(山車)にされた」

https://www.youtube.com/watch?v=oZF6Epz14VE
 音源データ・・・昭和34(1959)年12月10日 上野鈴本演芸場 志ん生69歳時
 
 データ・・・五代目 古今亭志ん生(1939年襲名) 明治23(1890)年6月28日~昭和48(1973)年9月21日 享年83 前名=七代目 金原亭馬生(1934年襲名) 本名=美濃部孝蔵 出囃子=一丁入り 落語協会第四代会長(1957~1963) 紫綬褒章(1964) 勳四等瑞宝章(1967)
 
 ちなみに写真は昭和33年の日暮里の志ん生宅。この時志ん生68歳。馬生30歳。志ん朝20歳。

コメント

No title

志ん生師の情景描写は淡々としていて良いですね。無駄な描写が無いですね(^^)

(*´▽`)ノ ・゜:*:゜★こんばんわ~☆・゜:*:゜

ゆっくりとした口調で、声のトーンも柔らかく
聴き心地がとても良いです。(*´꒳`*)ふふ♡
情景がふわふわと浮かんできます。o(*⌒―⌒*)oにこっ♪




佐七

圓生全集にあるお祭り佐七のスピンアウトみたいですね。
ただ雪とん。私は志ん生では聴いた事がない。メモによると小さんと馬生で聴いたことになっているのですが、小さんがやるような噺ではないような気もします。
いずれにしても志ん生や馬生が死んでから何十年もたっていますから、記憶はあいまいです。

藪さん

 貴重な噺のアップありがとうございます。

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