FC2ブログ

記事一覧

鞠と殿様


 作詞=西條八十 作曲=中山晋平 昭和4(1929)年

てんてん手鞠 てん手鞠 てんてん手鞠の 手がそれて
どこから どこまでとんでった 垣根をこえて 屋根こえて
おもての通りへ とんでった とんでった

おもての行列 なんじゃいな 紀州の殿さま お国入り
金紋 先箱 供ぞろい お駕籠のそばには ひげやっこ
毛槍をふりふり やっこらさのやっこらさ

てんてん手鞠は てんころり はずんでおかごの 屋根のうえ
「もしもし 紀州のお殿さま あなたのお国の みかん山
わたしに 見させて下さいな 下さいな」

お駕籠はゆきます 東海道 東海道は 松並木
とまり とまりで 日がくれて 一年たっても 戻りゃせぬ
三年たっても 戻りゃせぬ 戻りゃせぬ

てんてん手鞠は 殿さまに だかれて はるばる 旅をして
紀州はよい国 日のひかり 山のみかんに なったげな
赤いみかんに なったげな なったげな

 この歌は、西條八十・中山晋平のコンビが昭和4年、「東京行進曲」の後に発表したものです。鞠つき遊びやお手玉遊びなどの時に歌われる童謡だと思いますが、歌われている内容をご存知の方は少ないでしょうね。私もこの記事を書くのに調べるまでは知りませんでした。

 内容は、八代将軍 吉宗公(紀州徳川家)が江戸から紀州へお国入りする途中か、あるいは、その他の時代の紀州の殿様が江戸詰めからお国入りする行列だったのか・・・

 江戸市中の子供の手鞠が垣根を越える事はあるかも知れませんが、屋根を越えると云うのは・・・いかがなものか? 江戸時代の子供が遊んだ鞠と云うのは、ゴムで出来ていた訳ではありません。竹を薄くそいだもので球体を作り、その上に糸を巻いたものです。屋根を越えるほどバウンドしないはずです。スーパーボールでもなければ屋根を越えるほどバウンドしません。

 まあ、それはさて置き・・・その鞠が事もあろうに、殿様のお駕籠の屋根の上に乗った。無礼者! そこへ直れ! あいすみませんでございます。なにしろあいつは、親類から預かっている愚かな者でございまして、あいつの目を見て下さい。馬鹿な目をしているでしょ? あれは、馬鹿目と申しまして、おつけの実にするしかない・・・いけね、いつの間にか火焔太鼓になっちゃった(^ω^)

 そこはそれ、童謡の事とて誰もその鞠を見てなかったらしく、その後も側用人に咎められる事無く、紀州まで行っちゃった。いや待てよ。五番の歌詞に「殿様に抱かれて」とあるから、途中で紀州公が気が付いて、鞠を屋根から降ろして抱いて紀州まで旅したんですね。そして、何とあろう事か摩訶不思議・・・鞠は紀州の赤いみかんになったとさ・・・めでたし、めでたし(^ω^)

コメント

No title

師匠、

以前、暴れん坊将軍のメロディーを携帯の呼び出し音に使っていました。本当に懐かしいです。・・・・・
今は機種が変わってしまい、このメロディーが入っていません。
とても残念です。(笑)・・・・・

「まりと殿様」を、朝食の後に、じっくりと聴かさせて戴きます。

No title

おもしろい^^!
イモトと、将軍様のカッコよさが反比例してナイスサーブですわ!
ポチっと^^!

No title

*エキさん。。
暴れん坊将軍は、水戸黄門以上にフィクションで、天下の将軍様が江戸市中で剣を抜いて斬り合いするなどあり得ない事です(^ω^)

水戸黄門同様にパターンが決まってましたが、水戸黄門は「懲らしめてやりなさい」って事で、ボカスカ殴るだけで殺しはしませんが、暴れん坊将軍は、男女の「忍び」が出て来て、吉宗が「成敗!」と云うと、斬り殺しちゃいますね。

その時の音楽が・・・♪チャ~チャチャ~チャ チャチャ~チャチャ~ チャンチャンチャチャ~チャ チャ~ン・・・と云うヤツで、名曲ですね(^ω^)

しかし、幾ら将軍と云えども、当時の裁判官たる奉行の吟味無しに斬り殺しちゃうってのはいかがなものか? その点水戸黄門は、司直の手に委(ゆだ)ねますね。その民主的なやり方が、放映年数の違いに表れているんでしょうか? ってか、暴れん坊将軍は、マツケンに替わる適役がいないってのもあるのかも知れません(^ω^)

No title

*お菊さん。。
お菊さんブログやヤマさんブログに、「チューブは動画サーバであって、静止画一枚で音楽をうpするのは失礼だ!」と書いてしまった手前^^・・・この「鞠と殿様」の歌詞に合わせてスライドショーを作ろうと思って、画像を揃えようとしたのですが・・・数時間掛けても出来ないので断念して、別の視点から、イモトのバレーボール動画を加工しました(^ω^)

イモトは、今年最大のお笑い芸人だと思います。従来のパターン化された能無し芸人と違って、素人の目線で体当たりでいろんな事に挑戦してます。素人の真剣な感覚には、偽者芸人は敵いません。それが私には痛快です(^∇^)

No title

「鞠と殿様」はよく子供番組で流れておりまして、何回も聴いているし、耳から取れないメロディーなので全部歌えます。(笑)
だから今歌いながらコメントしてます。(笑)

No title

*アイランド君。。
ご承知のように、落語関連の記事ってのは、ヤフーブログではほとんど話題が広がらないので、出来るだけ落語から離れた記事を書こうといつも思ってます(^ω^)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

藪さん

Author:藪さん

月別アーカイブ