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八百屋お七


 「八百屋お七」と云うのは、寛文8(1668)年~天和3(1683)年まで実在した、江戸本郷の八百屋太郎兵衛の娘。駒込円乗寺の寺小姓の吉三に恋慕の末、放火未遂事件を犯したので、鈴ヶ森の刑場で火刑に処されました。処刑三年後の貞享3(1686)年に、井原西鶴がこの事件を「好色五人女」の巻四に取り上げた事で有名になり、浄瑠璃や歌舞伎の題材として採用されました。
 
 お七は、漢字で「於七」と書くようですが、放火未遂事件の犯行時の年齢は、15歳(数え年16歳)。「火あぶりの刑」と云うのは、絶命するまでに時間が掛かり、長い時間苦しまなくてはならないので、最も重い刑の一つとされています。例え未遂とは云え、江戸時代には、放火が重罪だった訳ですね。
 
 これを現在の刑法に当てはめた場合はどうでしょうか?
 私は法律の専門家ではありませんので、詳しい事は知りませんが、少なくとも日本の刑法と云うのは、結果主義だと思います。つまり、犯行の結果生じた被害程度に見合う量刑が検事によって求刑され、実際の判決は、被害程度より、幾分減じた判決が下されているようです。
 
 つまり、一人殺した場合、その被害程度に見合う量刑は「死」であるべきですが、現代の日本の判例を調べてみると、実におかしな事になっていて、一人殺しただけでは、死刑は求刑されません。二人以上殺さないと、死刑判決は出ないので、刑法の本来の意味である、犯罪抑止力にはなってません。
 
 私はすべての犯罪に対する量刑は、先ず「死刑」から始めるべきだと思っています。どんなに軽微な犯罪でも、犯行事実が証明されたのなら、犯罪を犯した事は紛れもない事実なのですから、検事は犯罪を犯した事に対して「死刑」を求刑すべきです。暴れん坊将軍だって、「成敗」とお庭番に命じて、犯罪者が苦しまない方法で斬り殺し、それによって治安が保たれるのです。
 
 先ず無罪ありき・・・なんて裁判では、まったく犯罪抑止には繋がらないので、司法なんて、事業仕分けで廃止にしちゃった方が良いと思います。かつてサリンを撒いた、宗教を騙る金の亡者が居ましたが・・・あの裁判は、まだ終わってないんですよ。いったいどれほどの国民の税金が使われてきたのか・・・

 
 あんなものは、捕まえたら略式裁判で、一週間もしないうちに「成敗」しちゃえばいいんですよ。
 話が妙な方向に行きかけましたが・・・放火未遂でも「死刑」は妥当な判決だと思います。運良く被害者が出なかった犯罪でも、場合によっては多数の死者が出たかも知れない訳であり、その犯罪自体は同等の行為なんです。だから、結果主義による判決と云うのは、犯罪抑止には繋がらない訳であり、裁判制度そのものを否定する事だと思います。
 
 それから、被告の精神鑑定ってのも、ナンセンスだと思います。私は、性善説の立場にいる人間ですから、そもそも、まともな人間は犯罪なんか犯さないんです。まともじゃなくなった時に犯罪を犯すんです。だから、被告が犯罪を犯した時は、心神耗弱だったから・・・無罪。なんて~いい訳は、まったくナンセンスですよ。
http://z2tw.up.seesaa.net/i/E69FB3E4BAADE797B4E6A5BD20E585ABE799BEE5B18BE3818AE4B883.wma 17:15 八百屋お七 / 柳亭痴楽
 データ・・・四代目 柳亭痴楽 大正10(1921)年5月30日~平成5(1993)年12月1日 享年72 前名=春風亭笑枝 出囃子=きぬた 本名=藤田重雄  戦後初の真打ち

コメント

No title

八百屋お七ですか…日舞では「櫓お七」と言う題で舞台に掛けられる事が多いです。
後半浄瑠璃で人形遣いが出てきて人形振りを見せる所が見せ場ですし、
衣装髪型ともいかにも町娘、大店のお嬢様と言う可愛いさ派手さでも人気が有り
小学生高学年~高校生位のお弟子さんの遣りたい役の1つです。

でも私は遣らせてもらえなかった…
母が「お七は最後火あぶりになる。若い娘のやる役では無い」と絶対ダメと言われ続けました。
だから踊りたかったとの思いが深く残っています。

この噺の中には色々な歌が入っていますね。
聞いているだけでも楽しくなります。

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*しゅうさん。。
天邪鬼で、変則的な記事上げですいません(^ω^)
私は、HPをやっていた期間の方が、ブログよりも長いので、最新記事以外はほとんど閲覧されないブログのスタイルってのが苦手なんです。たとえば、落語の一つの演目なんか、ほんの数日のコメントのやり取りで一件落着するような根多じゃないんですよね。時代によっても評価は変わってくるので、延々とコメントを続けるべき、一生ものの記事だと思います(^∇^)

現代では、15歳で火あぶりになるなんて刑はあり得ませんが、火あぶりになったからこそ、井原西鶴が脚色して芝居を作った訳で、少年刑務所送りじゃ、芝居にはなりませんね(^ω^)

No title

どちらかというと「くしゃみ講釈」のネタのイメージが強いですね。

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*キャバンさん。。
「くしゃみ講釈」のどの部分に類似点があるんですかねぇ・・・?(^∇^)
それよりも私は、「片足ぁ本郷へ行くわいな」のサゲは、「へっつい幽霊」のサゲの「足は出さねぇ」のパロディだと思います。

お七の幽霊の両腕を斬り落とすのなら話は判るのですが、そもそも幽霊には、足は無いって事になってますので、足を斬り落とす事自体がナンセンスなんですけどね(^ω^)

No title

のぞきからくりの題材であるという意味です。

No title

*キャバンさん。。
了解~ぃ(^ω^)
大変失礼いたしました~。最近、認知症気味なのか・・・頭の回転が鈍くなってます(^ω^)

「八百屋お七」と云って「くしゃみ講釈」が出て来ないようじゃ、落語通は返上しないとなりませんね(^ω^)
物忘れのひどい男が、「胡椒」を買うのを思い出すために、覗きカラクリの「八百屋お七」をやって、「小姓の吉三」から「胡椒」を思い出すと云う、重要なプロットですね(^∇^)

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