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雷五郎吉


 お相撲の噺です。相撲取りが出て来る落語には滑稽噺が多い。
 「花筏」、「大安売り」、「佐野山」、「素人相撲」・・・もちろん、「阿武松(出世力士)」、「稲川(千両幟)」などは、人情噺風と云えましょう。
 
 相撲の噺には、いろんな切り口があるのですが、その中でも物語的に良く出来ているなと思うのは、「幸助餅(こうすけもち)」と云う上方落語です。
 
 「雷(いかずち)五郎吉」と云う大阪相撲の力士が、二年、江戸で修行をして、大阪へ戻って来て・・・
 
 相撲好きから、身代を潰してしまった、もち米問屋大黒屋の幸助。三十両と引き替えに妹を新町の廓へ預けての帰り道、ばったり出会った雷五郎吉・・・昭和60(1985)年1月に松竹新喜劇の藤山寛美が中座で、この「幸助餅」と云う芝居を演じたDVDも発売されているくらいで、ええ話なんやと思います。
 
 落語のご通家には、「歯の浮く」ような話で、そんなご都合主義の話ってあるかい! と思ってしまいますが・・・まあ、そこそこ、このような噺をして置けば、ミーハー連中を、落語ファンだと思わせておく事は出来る訳で・・・相変わらず口が悪い(^ω^)
 
 以下、NHKアーカイブス保存番組詳細に書かれてあった解説を引用・・・
 上方落語協会副会長の林家染丸(はやしや・そめまる)の洗練された話芸で人情噺「幸助餅」(こうすけもち)を紹介する。
 
【あらすじ】
 大阪のもち米問屋の大将・幸助は、関取・雷五郎吉に肩入れし身上をつぶしてしまう。再建のため、妹を廓(くるわ)に預けて30両を借りるが、帰り道、江戸帰りの雷と出会う。聞けば、雷は江戸で大関の地位まで登り詰めたとのこと。幸助は祝儀にと大切な30両を雷に渡してしまう。(2007年10月9日 NHK大阪ホールで収録)
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幸助餅
幸助餅2
 
 データ・・・四代目 林家染丸 昭和24(1949)年10月10日~ 前名=二代目 染二 本名=木村行志 出囃子=正札附

コメント

No title

それで 三十両と 妹さんは どのように
なりますか? 藪井師匠
三十両 戻ると良いですね。

No title

*つるたさん。。
ははは^^
落語の人情噺と云うのは、たいていハッピー・エンドになるようになってます(^∇^)

「幸助餅2」をご覧頂くと、どうなったかが判ります(^-^)v
チューブは、15分までしか上がらないので、それ以上長いものは、二分割にする必要があります。

No title

おしとよし こんな経験も
結構有ったので、今は、外で遊ぶ事も少なくなりました。落語楽しいです。

No title

聞かせていただきました。

染丸と聞くと先代が浮かんできて、染二さんのお顔とどうしても重ならないです(笑)

良いですね…上手くなりましたね。
上方落語はまだ安心して良いのでしょう。

女将さん、幸助、雷、オジサン…どの人物もきちんと語り分けられて聞いてて良い心地になります。
大好きな相撲の噺は聞いてても本当に心打たれますし涙が出ます。
久しぶりに涙ボロボロで聞かせていただきました。

今日は「千秋楽」雷の姿を思い浮かべ取り組みを見させて頂きたいと思います。

No title

*つるたさん。。
笑うのだけが落語ではありません。
じっくり話を聞かせるのが、本当の落語なんです。ただ笑わせるだけってのは、漫才と同じで、落語じゃなくて漫談に近いんです。

No title

*しゅうちゃん。。
当代 染丸も、もう61歳ですね。
良く語れていると思います。難を云えば、もう少しどっしりと語れないかな? と思います。
出囃子に「正札附」を使ってるんですから、圓生のような語りに近付けて欲しいと思います(^∇^)

No title

若い頃を知っているので顔と名前がどうもしっくり来ません。
それは藪井先生の仰る「どっしり感がない」に繋がるのかな…
上方で同世代と言うと文珍、八方、鶴光、雀三郎辺りですね。

東京では…知らないです。ごめんなさい(反省)

No title

師匠、

実は染丸さんは上方の落語界の中で数少ないファンの一人なんです。

話は横道にそれますが以前大変に体格のいい林家小染という噺家がいまして酒の飲みすぎで、車にぶつかるか工事現場の穴に落ちて(どちらかは三十年以上前の話なので記憶が定かではありませんが・・)死んでしまったという洒落にもならないような噺家がいました。
これが本当の落後者だなんちゃって(笑)・・・

今、染丸さんの噺を聞きながらコメントを書いています。(笑顔)・・・

おっと、今、途中で話が切れました。

No title

エキさん…小染ちゃんは「トラックと相撲を取る」といって車道に飛び出して事故に遭い亡くなりました。
トラックに負けちゃったんです(涙)

No title

しゅうさん、こんばんわ。

初めてコメント致します。

トラックと勝負をしてしまった訳ですか。
そりゃ~~、あの相撲取りの様な体でも勝ち目がないですよね。
せんせ相手は鉄板ですから・・・
貴重な情報を有難う御座いました。(笑顔)・・・

No title

*しゅうちゃん。。
どうしても、テレビ時代の落語家と云うのは、カメラに映っている時に面白い事を云わなければならないと云う制約がありますので、客を引っ張り込むと云う落語のスタイルではなくなるんだと思います。

かつての大師匠たちがやっていた落語って、そうじゃないと思います。特に圓生のやり方が顕著なんですが・・・お茶を飲んだり、懐から鼻紙を出して鼻をかんだり、手拭いで目やにを取ったり・・・

テレビでそんな事をやったら、ディレクターから怒られる(^ω^)

私は現役の噺家さんの事はほとんど知らないので、染丸さんと同世代の東京の噺家の事は知りませんが、楽太郎の圓楽が1950年生まれで、柳家喜多八さんが1949年生まれ。五街道雲助と柳家さん喬が1948年生まれと云ったところでしょうか・・・

No title

*エキさん。。
染丸さんは、上方の林家の大将ですから、それなりの自覚を持ってやっているので、評価できます。
ただし・・・二回ほどビックリした時の表情をやりますが・・・あれはいただけない。折角のいい語りが、陳腐化してしまいます(^ω^)

高座から落ちて、落伍者・・・は、先代の三平さんの根多ですね(^∇^)
小染に関しては、しゅうちゃんのフォローを参照下さい(^∇^)

No title

*しゅうちゃん。。
フォローありがとうございます(^∇^)

小染が存命だったら、四代目 染丸は、二歳上の小染ですね。芸風も三代目に近いと思います。
小染ちゃんも、酒の上で、取り返しの付かない失敗をしてしまいましたね(^ω^)

No title

*エキさん。。
ねずみ小僧の記事に触発されて、後出しで、「三億円強奪事件の唄」の記事を、過去の日付で書いちゃいました(^∇^)

小染ちゃんは、しゅうちゃんのご贔屓なので、私よりもお詳しい(^ω^)

No title

藪井先生…染丸の名跡を思うと胸が痛いのですが長生きは大切です(笑)

小染さんの弟子は染二さんの預かり弟子になりました。
弟子は師匠を選ぶ事が出来ますよね。
芸風の違う師匠に預けられた弟子はどうしたのか…出稽古に行ったのかな等とふと思っています。

No title

*しゅうちゃん。。
東京の落語界の一門は、小三治一門以外は、事実上、崩壊してしまったと極論しても良いのではないかと思います。異論はあると思いますが、そんな事はあるまいとおっしゃる方は、納得しうる持論を述べていただきたい(^∇^)

上方落語はその点、五つの一門を死守していると思います。
米朝一門。春團治一門。三枝(旧文枝)一門。笑福亭一門。林家染丸一門です。

落語は個人芸ではありますが、一門があってこその芸なのではないかと思います。

No title

ショートです。
相撲の噺では「阿武松(出世力士)」でしょうね。
三遊協会の分裂後の初の新春寄席は渋谷パルコでした。指定席は後の方だったけど、観客が5人くらいしかいなかったので最前列の真ん中で圓生師匠と対面でした。前圓楽が「町内の若い衆」をやり、「阿武松(出世力士)」をたっぷり目の前で聴いたのが、生涯の思い出ですね。
風邪で、しばらくお邪魔できずすいません。

No title

こちらも「雷様」が^^出てましたか!
私は12月17日に、落語家さんと、二人会をやる事になりました。
「桂 蝶六さん」と、之から、1年に二回ほど、一緒に組んで
演芸をやる事になりました。(^O^)
藪先生のお陰で^^、落語も 沢山^^ 頭に入りましたが
ゲイは盗めませんね~!
寒いですから、あったまってくださいね。

No title

*キャバンさん。。
阿武松(おうのまつ)も、横綱になったんだから、ハッピーエンドですね。
落語的には、やっぱり単なる大飯喰らいで、相撲は強くなかったって事になったら面白いんですが・・・それじゃ、よっぽど上手いサゲを思い付かないと、落語としては面白くない(^ω^)

戦前に、初代 三語楼が弟子と共に柳家本家と落語協会を飛び出して、三語楼協会を作った時にも、東京の寄席から締め出されましたが、東宝が救ってくれて、東宝演芸場で落語をやる事が出来ました。

落語の興業は協会が仕切っているので、協会を脱退しちゃうと噺家は落語をやる場所を失っちゃう訳で、圓生に同行した志ん朝が一週間で協会に戻ったのは、裏切ったと云う事ではなくて、自分は何とかなるけど、弟子たちが落語をやる場所を失う事を考えた訳ですね。

No title

*お菊さん。。
桂蝶六さんは、春團治一門で、若くして亡くなった先代 春蝶の最後の弟子ですね。
私は彼の落語を一席も聴いた事がありませんが、新作(創作)落語が中心のようですね。

お菊さんの地唄との二人会ですか・・・例の川柳(俳句)的なものがメインになるんですかね(^∇^)

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