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後家殺し


 「後家はいいなぁ。後家はまた一段と上がるよ。俺の嬶ぁも早く後家にしてぇ」・・・って、志ん生の有名なくすぐりがありますが、後家さんと云う未亡人を表す言葉は、現代でも使われております。
 
 「後家殺し」と云う言葉があります。これは、艶情家の名を馳せた初代 桂春團治(1878~1934)の異名です。つまり、色事師と云う意味であり、学校で教えるような言葉ではなく、人を揶揄(やゆ=からかう)する言葉です。しかしながら男と云うものは、実に不思議な生き物で、「後家殺し!」と云われて怒る人はいません。逆に一杯おごってくれるかも知れません。
 
 つまり、虻(あぶ)みたいな顔をして、間夫(まぶ=情夫)だと思ってる・・・ってくすぐりがありますが、「女に持てる」と云われて怒る男なんかいないんです。実にどうも怪しからんもんで・・・(^ω^)
 
 東京の義太夫では、「日本一!」とか「待ってました!」とか「たっぷり!」と云った、落語と同じような掛け声が掛かるかどうかは知りませんが、上方の浄瑠璃に限っては太夫に対して、「後家殺し!」と云う掛け声が最上位の褒め言葉のようです。
 データ・・・二代目 笑福亭松之助 大正14(1925)年8月6日~ 本名=明石徳三
 
 この演目は、松之助さんも面白くない話と云ってるように、なんかごちゃごちゃしてて、良く判らない話です。それなのに何で落語になってるのかと云うと・・・サゲを云いたい一点だけなんでしょうね。東京では圓生さんがやってましたが、戦前に大阪で二代目 桂三木助から教わったようです。義太夫の口調で語る部分と普通に歌う部分。歌ってばかりでは良く判らないので、歌わずに歌詞を語る部分を使い分けるのが難しいそうです。
 
 このくらいの高画質にしちゃうと重いのかなぁ。日本の平均的ネット回線は、この程度が問題なく再生できるようになったのか・・・日暮れて尚道遠し・・・

コメント

No title

この噺、圓生師で聴いたことがありますが、松之助師では初めてでした。
それにしても松之助師は達者ですねえ。(^^)
何時までもお元気でいて欲しいです。
「薮先生、後家殺し!」って違うかw(^^)

No title

*菖蒲園さん。。
松之助さんは、1925年生まれで今年86歳の現役最長老の四人の噺家の一人ですね。後の三人は、米丸、笑三、米朝。このゴチャゴチャした話を憶えていて語れるって事だけでも凄い事です。ユネスコの世界遺産に登録すべきです(^ω^)

米丸さんと米朝さんは、高座からは引退してしまったと云えますが、松之助さんは定期的に東京へ来て、品川の吉本の劇場で落語をやっているようですね。大師匠で、ちゃんと落語が出来るのに、惚けた事ばっかり云ってて、この味を出せる噺家はなかなかいないですよ(^∇^)

No title

先生、米丸師匠は現役ですよ!(^^)
この前も元気に講座に上がってました。
声量では扇橋師より上です。
「試着室」を元気に掛けてました。(^^)
来月も浅草に出演するそうです。

No title

*菖蒲園さん。。
米丸さん現役の件・・・大変失礼いたしました(^ω^)
東京の新作の親分(お爺ちゃんは横浜港の荷役の本当の大親分だった^^)で、8時20分の垂れ目は、テレビでもお馴染みでしたね。米丸さんの飄々とした新作は非常に面白くて、音源や動画はいっぱい持ってるんですが、現役と云う事で、ウチでは過去に「風呂屋風景」を一本だけしか取り上げてません。

入門の古さでは、当代の金馬さんが最長芸暦ですが、生年月日順だと、米丸さんが最長老ですね。
え~と、誰だったっけかなぁ~。そうだ、「めしまる」だ! ってくすぐりは、非常に面白い(^ω^)

白内障の手術をしたって事を聞きましたが、現役最長老ですので、二番目の松之助さんには負けないで、無理せずに高座に上がり続けて欲しいと思います(^∇^)

No title

いやぁ、最後まで聞きましたけど、すごいサゲですね。ビックリしてしもた。
ありゃま。。。ブラックな落語だ。ビックリしてしもた。ドロドロの浄瑠璃の世界を落語風に翻訳するとコウナルのかしら。おどどいた。

なんか毒に当たった感じで、今日はナマモノは避けようかと思います。近松の落語版ですかね、重たすぎ。こういう意味で「面白くない」?

乾いた笑いだなぁ・・・勉強になる・・・

No title

最後まで聞いて、面白かったです!
一人で何役もやって、聞いてるこちらが場面を彷彿とできるなんて、落語はすごい芸ですね。
画像は私のPCではとてもきれいに写っていましたよ。

No title

タイトルでお邪魔しました(^^ゞ後ほどまたゆっくりお邪魔します。ポチ

No title

後家殺し…と聞いて、あの右上の写真でしょ。
絶対春團治だと思ったら松之助師匠でしょ(笑)
少しお顔の色が良くない気がしますがお年のせいかしら。

サゲがさらりとしていたので解らない間に終わっていたと言うお客様も居そうですね。
いつも思いますが紅梅亭のこの背景は酷すぎ。

私のボロパソでも7時台以外は大丈夫でした。

No title

*おまつさん。。
最後に「夢か・・・」の展開になるとは思いませんでした? (^ω^)
こう云う形でお奉行が出てきちゃう噺ってのも珍しいと思います。「一眼国」的なところもあります。

真景累ヶ淵よりこっちの方が、短いけれど修羅場ですね。落語ってのは法話ですから、髪結新三のように修羅場部分はカットしちゃう事が多いです。

こう云う展開は、おまつさん好みかも知れませんね。こう云う演目はストーリーの展開をしっかり語らないと良く判らないので、松之助さん向きじゃなくて、圓生向きです。

No title

*ちろちゃん。。
松之助さんは、口調がハッキリしないので、こう云う演目は合わないと思います。滑稽噺の方が合ってます。
こう云う演目にピタリ来るのは、正蔵や圓生です。

動画の表示レポートありがとうございます。短い動画なら高画質でもあまり重くならないのですが、落語は長いので、高画質と再生の重さの兼ね合いがなかなかに難しい。

No title

*ごんちゃん。。
落語とは、お寺でお坊さんがやるご法話です。お時間のある時に、ゆっくりとお聴き下さい。
正座はしなくても構いません(^ω^)

No title

*しゅうちゃん。。
今の春團治さんはこの演目をやってるのかどうか知りませんが、この演目は義太夫の語りがちゃんと出来ないと様にならないので、圓生さん以外にはなかなか出来ませんね。

圓生さんもサゲはさらっとやってたと思います。お奉行が云う部分なので、大げさな掛け声にはしない方が良いんでしょうね。

本来の「紅梅亭」と云うのは、東京の「白梅亭」に対抗して名付けられた明治時代に法善寺にあった寄席です。今の「平成紅梅亭」ってのは、よみうりテレビのスタジオのセットですね。落語の背景は目立たない無地に限るのですが、笑点の大喜利で噺家がカラーひよこのようなカラー着物を着ているように、カラーテレビ用に大道具さんが作ったものですね。だから、落語ファンだけを対象にしている訳ではないので、ある程度は仕方が無いのかも・・・

某国の動画サーバは低画質でも重いけど、チューブは高画質にしない限り重くない筈です。本当はもっと高画質に出来るんですが、ネット回線の現状を考慮して画質を下げてこの程度にしています(^ω^)

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