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ツバメの棲み分け


 ツバメのお母さんはところ構わずに産卵床を作る訳ではありません。卵を産み始めてからヒナが巣立つまでには一ヵ月半以上掛かります。

その間ずっと産卵床を使い続ける訳ですから、産卵床を作る場所は安全で安心できる場所でなくてはなりません。何故天井近くに作るのかと云えば、外敵に襲われにくい場所だからです。

当然ながら「いい場所」ってのがあります。そう云う場所は産卵床を作る時に、メス同士が奪い合いをやり、その争いに勝ったメスがそこに土を運び始めて産卵床を作ります。産卵床を作り始めると他のメスはその場所には手を出しません。ツバメの社会にはそう云うルールがあるようです。

だったら、その「いい場所」の隣に産卵床を作ったらいいじゃないかと思うのは、人間の赤坂です(^ω^)

ツバメのお母さんは、他のツバメの産卵床が見える場所には産卵床を作りません。ですから、天井に梁があってお互いの産卵床が見えない場所ならば、複数の場所で同時に子育てをする事もあります。

産卵床が出来上がり、お母さんが一日に一個の卵を産み始めると、そのお母さんをガードするヘルパーさんが子育ての補助に付きます。

お母さんが産卵床にいる時には、ヘルパーさんはたいていはそのそばにいます。いない場合は産卵床への出入りを監視できる近所の電線などを探せば必ずいます。産卵床で抱卵中のお母さんだってお腹が空きますから、食事休憩に出ます。その時にヘルパーさんは産卵床に入り、お母さんが帰ってくるまで留守番をします。ヘルパーさんは卵をあっためる訳ではありません。

お母さんが産卵床にいる時に、他のツバメが産卵床に近付くとヘルパーさんが追っ掛けまわします。ですからほとんどの場所では、ツバメは一ヶ所でしか子育てをしません。

藪さんローカルでは何故、表と裏の二ヶ所で子育てが可能なのか? 天井に梁がありお互いの産卵床が見えないばかりではなく、吹き抜けになっているので、表側と裏側でそれぞれのツバメが領域を持つ事が出来るからです。時々領域を間違えて飛行しますが、その時には必ずヘルパーさんに追っ掛けまわされます。ずっと追い掛けて行く訳ではなくて、ヘルパーさんはすぐに戻ってきます。

https://www.youtube.com/watch?v=zbEC6XP-NU8
 撮影データ・・・平成28(2016)年4月26日(火)午後3時半 藪さんローカル

コメント

No title

どのタイミングで、タネ付けて有精卵にするのか?それが知りたいですね。
巣の上に鏡、欲しいですよね。鏡がリモコンで出て来る天井からくりが欲しい!

No title

おはようございます。(*^-^*)
こちらのツバメマンションは仕切りがなくても
毎年集団住宅を作ってます。
私は見てないのですが・・・
集団住宅にする事でヘルパーさん達が大群で
カラスを追いかけまわし撃退するようです。(*′艸`)

No title

凄いシステムですね。
無駄がない???

一昨日、ツバメが5,6羽で弧を描きながら飛び移動していました。

これが藪さんの言っていたオスのヘルパーさんたちなのかな?と見ていました。

藪さんのお陰で今までとは違う視点から観察できます。

マンションに巣を作っているのではなく、近くの民家みたいです。
マンションには餌を探しに来たのかな?

No title

知れば知る程感心してしまいますね!
ヘルパー制度なんか人間社会より進化してるかも?(^^)

No title

*Marsさん。。
お母さんが産卵床を作り終わると、藪さんローカルの場合は朝5時前に、4,5羽のツバメがこの産卵床のそばに飛んできます。棚またはポールで寝ていたお母さんは、そのツバメたちと一緒にどっかへ飛び去ります。

おそらく交尾をしているものと思われます。お母さんは一羽のツバメと共に産卵床に戻って来て卵を産みます。その時から不特定の一羽がお母さんのボディガードに付きます。そのツバメを藪さんは、ヘルパーさんと名付けました。一般的にはお父さんと云ってしまいがちなのですが、ヘルパーさんは特定の一羽ではなくて、地域を巡回しているヘルパーさん軍団の一羽です。

No title

*まーぶるさん。。
ほほう^^ それは藪さん理論を覆しますね(^ω^)

ツバメはヒヨドリと同じように群れない野鳥で、他のツバメがそばに来るのを嫌います。ヘルパーさんでさえお母さんの30センチ以内に近寄ると怒られます(^ω^)

もしかしたら、まーぶるさんローカルのツバメマンションは、二年前まで大塚にあったツバメの大産院のように、20メートル以上の開口部がある広い場所じゃないですか?

そう云うところならばツバメは他のツバメと交差せずに、自分の産卵床へ飛んで行けるので、実際に動画撮影して記事にしましたが、十ヶ所以上で同時に子育てをする事が可能です。

でも、あそこの運送会社の荷捌き所の天井は梁が5メートル四方くらいの格子状になってたんですが、あれほどたくさんの子育てが行われていた場所でも、一マスでは一ヶ所でしか子育てをやってませんでした。

もしその場所の写真撮影が可能ならば、藪さんの研究のためにも是非、どう云う状態で産卵床が作られているのかを写真撮影して記事を書いてください。それによって藪さんの新しい理論が出てくるかもしれません(^∇^)

No title

*ジューンさん。。
野生動物の行動には、ほとんど無駄はありません。無駄ばっかりなのは人間の行動です(^ω^)

ツバメが5,6羽で飛行していたのならばそれは地域のヘルパーさん軍団です。どのくらいの広さを巡回しているのかは確認する手段がありませんが、産卵床のそばの電線にカラスが止まると、ヘルパーさんがカラスの回りを高速で飛び回って威嚇行動をしますが、十分もしないうちに他のヘルパーさんが加わり、カラスが飛び去るまで威嚇するツバメの数が増え続けます。

ですから、ヘルパーさん小隊と云うのが狭いローカルをパトロールし、その上部にもっと広い地域を巡回するヘルパーさん中隊がいて、更にはヘルパーさん大隊ってのがあるのかも知れないと藪さんは考えています(^∇^)

ツバメは200キロの高速で飛行できるんです。どんな昆虫もツバメからは逃げられません。今の時期に不忍池へ行けば、鬱陶しいくらいに、虫が電チャリの藪さんの顔にぶつかってきます。残念ながら藪さんはまだ一度も不忍池ではツバメを発見できていません。

No title

*菖蒲園さん。。
四人まで奥さんを持ってもいいと云う国がアフリカにはあるそうですが、多分旦那は短命でしょう(^ω^)

江戸幕府に大奥と云う制度が作られたのは、将軍家の血統を維持するためなんですが、将軍様は血統を伝える競走馬の、種牡馬(しゅぼば=種付け馬)ではないんですから、一夫多妻制ってのは男の寿命を縮めます(^ω^)

ツバメの社会のように、一妻多夫制の方が確実に子孫を残して行ける方法ではなかろうかと藪さんは思います。

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