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神幸祭の準備中


 神社の普通のお祭りと、神幸祭(しんこうさい)のパレードと云うのはまったくの別物です。藪さんも還暦を過ぎてから何度も祭りを取材する事によってやっとそれを理解しました(^ω^)

神社の祭りと云えば、神輿を担いだり山車を引っ張ったりするのが一般的な理解です。でも神幸祭と云うのは、そもそもの神社の成り立ちをパレードで表現したものなんです。

神社と云うのは日本神話の大神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀っています。天照大神は天上界にいる最上位の神様です。

争いの多い野蛮な人間界を憂いた天照大神は、その子孫を人間界に派遣してくださいました。つまりその逸話が天孫降臨であり、天上界と人間界を案内する神様が猿田彦大神でした。

猿田彦大神は身の丈七尺(210センチ)と云う長身で、赤ら顔で鼻が長かったらしい。天狗と間違えてしまう風貌なんですが、そもそも天狗は猿田彦大神をコピーしたものだったらしい。

つまり神幸祭のパレードと云うのは、日本神話の天孫降臨を表現しているんです。猿田彦大神が先導し、本社神輿には天孫の御霊が移っていて、鳳輦には人間界の天皇が乗っていると云う設定なんです。

もちろんそのパレードには日本神話にはないその後のいろんなローカルアレンジがあって、青龍、白虎、朱雀、玄武と云う中国思想の四神旗も台車に乗せてパレードします。

特に東京の下町の神社の神幸祭に限った事なんですが、江戸町火消の鳶頭たちが木遣りを歌いながらパレードするってのも、下町の神幸祭を盛り上げる趣向です。

 撮影データ・・・平成30(2018)年5月26日(土)午前九時前 湯島天神

コメント

No title

やはり、日本の神社の根本は、天照大神~猿田彦なんですね。各神社の守り神は、一部代理人なんでしょうか?

No title

ウチの方の鳳輦でも猿田彦がいました!(^^)
例大祭とは別に行います(今年は本祭りです)
それとは別に来月「御霊祭り」というのもあります(^^)

No title

木遣り歌は情緒があって良いですよね
ナイス
いつかこの歌を録音したいと思っています

No title

*キャバンさん。。
いつも早い時間のコメありがとうございます(^∇^)

日本神道の根源の神様は天照大神です。仏教はお釈迦様なんですが、神仏混交の日本では天照大神を大日如来としたりします。

もちろん神社は基本的には天照大神をご祭神にしてるんですが、それぞれの神社ではスサノオノミコトとか、菅原道真公(天神様)をご祭神にして、特色を出しているところもあります。

No title

おはようございます。(*^-^*)
こちらでは黒と赤の半被は地元の消防団が
着てるので消防関係の方だと思ってました。(* ̄∀ ̄)ゞエヘヘ
猿田彦のお衣装がピンクで可愛いですね。(*′艸`)
一本下駄だと歩き辛いので二本なのでしょうね。
(*ノ・ω・)ノオオオオォォォォ
神聖な儀式ですね。
雅楽で始まる神輿渡御は初めて見ました。
ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!

No title

*菖蒲園さん。。
天狗のような猿田彦がいればその祭りの巡行は神幸祭です。でもいろんなパターンがあって、根津神社の神幸祭では猿田彦は人間のコスプレではなくて、人形を台車に乗せてパレードして、本殿裏の神輿庫にしまいます。

下谷神社の本社神輿の宮出しの取材では、コスプレの猿田彦が先導して本社神輿を担ぐと云う新パターンを経験しました。

七月のお盆にやる靖國神社のみたま祭が有名です。靖國神社には春秋の例大祭がありますがその時には神輿は出ません。みたま祭の最終日の夕方に本社神輿が九段下から表参道を拝殿前まで、芝浜鼓連のお囃子を先導に渡御します。

靖國神社のご祭神は天照大神ではなくて、明治維新の前からの250万余柱の戦没者です。午後八時頃の拝殿前のイベントを見たら、涙が出てきちゃいますよ。

No title

*右近さん。。
木遣りのCDは幾つか出ています。藪さんもかつてはその音源を記事に使った事があります。

木遣りの歌詞の内容と云うのは、基本的には重たい材木を運ぶ労働歌であり、その材木を使って家を作る人の繁栄を祈る歌なんです。その意味では相撲甚句にも似てますね。

藪さんローカルでは頻繁に木遣りを聞く事ができます。今年の簸川神社の節分の豆撒きの時にも、地元の二番組の組頭と副組頭と小頭の三人が木遣りを歌いました。副組頭がリードボーカルでしたがその内容は、宮司の祝詞と同じようなものでした(^ω^)

No title

深川の頭の娘の芳子ちゃんと一緒に長唄のお稽古に通ってました。
三味線がものすごく上手でどうしても追いつけませんでした。越後獅子の布ざらしのところの三味線なんかお師匠さんんもビックリするほど上手でした。唄もうまくていい声でしたがあれは木遣りをやるお父さん譲りだったと思います。
弟がいて毎日彼は梯子乗りの稽古をさせられていました。芳子ちゃんは女に生まれてよかった男だったら梯子の稽古をさせられるからって言ってました。
私が神田の中学から帰ってくるまでお稽古に行くのを待っていてくれた気のいい人でした。お祭りを見ると思い出します。(^-^)

No title

*まーぶるさん。。
刺子(さしっこ)と云うのは、柔道着のような厚手の生地で作った半纏で、火の粉を被っても容易には燃えないので、江戸時代の火消しが着用した半纏です。

現代の消防署員は、燃えない布で作られた薄くて軽い服を着てますが、地方の消防団は今だに分厚い刺子を着ているのが普通です(^ω^)

江戸町火消しにしても、今だにこんなスタイルで消防庁の手伝いなんかしてません。現代の消防団は上下が紺色の動きやすい制服です。

鳶頭の刺子と云うのは、現代の祭りイベントなどでの衣装ですね。藪さんが何故、普通の祭りではなく神幸祭が好きなのかがお判りでしょう?(^∇^)

No title

*安寿先生。。
今は鳶になろうと云う若い人は少ないみたいですね。「きつい、汚い、危険」と云う3Kそのものの土木作業員ですからね。必然的に年寄りばかりになってしまう。

祭りは刺子半纏を着られる晴れの時ですが、普段は作業着にヘルメットで3K仕事を強いられる。しかも稼ぎは少ないってんじゃ、いずれ絶滅する職種でしょうね。

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