FC2ブログ

記事一覧

ツバメの問題


 ツバメの問題って何じゃらホイ? ってお思いでしょうが、ツバメの子育てと云うのは定点観察をしないと判らない事ですが、実に複雑な問題を抱えているんです。

ツバメの子育てと云うのは、年に二回の時期があります。藪さんが観察の結果導き出したフォーストランとセカンドランです。

四月中頃から始まるのがファーストランの子育てで、六月中頃から始まるのがセカンドランの子育てです。ツバメは特定の条件のいい場所でしか子育てをしないと毎度申し上げていますが、ツバメのメスは常にその場所の奪い合いをしています。

しかしツバメの社会では仁義がよく守られていて、子育て中のお母さんがいる場合は、他のメスはその場所では子育て行動に入りません。

今年の藪さんローカルのツバメのお宿ではちょっと問題がありました。6月6日に五羽のヒナが巣立ったのですが、その後ほとんど毎日、ヒナが帰って来て寝床にしちゃってるんです。

ヒナが帰って来て寝ていたら可愛いじゃないかと仰るのは人間の考え方です。ヒナがその場所にいたらセカンドランのメスは産卵行動に入れないのが問題なんです。

ファーストランの子育てはゆっくりやっても問題ないのですが、セカンドランの子育ては「けつかっちん(時間的余裕がない)」なんです。

ツバメの子育ては、産卵床を作り卵を産み、卵をあっためてヒナが孵ってからヒナが巣立つまでに、約50日掛かるんです。その後一ヵ月半の飛行訓練をしないと、今年生まれたヒナは秋に集団で南の島へ飛んで行けません。

藪さんの観察では過去に、七月に入ってから産卵床作りを始めたメスがいるんですが、結局その年は産卵床だけ作って子育てはしませんでした。つまりその時期に子育てを始めても、そのヒナは秋に南の島へ飛んで行けずに死んでしまうと云う事が、ツバメのDNAに書き込まれているんだと思います。

以下の動画をよく見たら、藪さんの呟きが間違ってました。表の黄色い止まり木に止まって身を寄せて寝ているのは、今年のファーストランでここから巣立った五羽のヒナの内の四羽です。残りの一羽はおそらくお母さんと一緒に別の場所で寝ているはずです。

裏の真ん中の棚で寝ているのは、左がヒナをガードしているオスのヘルパーさん。右はお母さんではなくセカンドランのメスですね。先月16日の観察から半月が経過しましたが、現在はこのメスが何もなかった棚に三センチほどの土を積み上げて産卵床を作り、幾つかの卵をあっためてます。

 撮影データ・・・平成30(2018)年6月16日(土)午後八時半 ツバメのお宿

コメント

No title

おはようございます。(*^-^*)
(。゚ω゚) ハッ
セカンドランの雛ちゃん達の為にも
ファーストランの子ツバメちゃん達は
戻ってきてはいけないのですね。
(・・∂) アレ?
ファーストランのファミリーがいても
図々しく産卵床作りを始めても良いように思えますが・・・
デリケートなんですね。

No title

*まーぶるさん。。
以前の大塚の運送会社の荷捌き所の大産院のように、かなり広い場所で天井が梁によって仕切られていれば、同じ場所で十ヶ所以上に産卵床を作る事が可能なんですが、狭い場所ではそれができません。

朝四時半のツバメのバトルをご覧になっていないからそんな事を仰っしゃれるのかも知れませんが、この場所に四羽のヒナが寝ていると云う事は、他の場所で一羽のヒナと共に寝ていたお母さんが、この四羽のヒナを迎えに来るんです。

その時に別のメスが寝ていたら喧嘩になるんですよ。オスのヘルパーさんは、ファーストランのお母さんがこの場所に来ている間は、新規のメスのガードをしないってのも面白い生態です(^∇^)

No title

大塚の運送会社は凄かったですね。団地みたいな感じでした。あれを見てしまうとある程度離れていないと巣を作り難いということを忘れてしまいます。それぐらい衝撃的でした。(^^)

No title

ツバメは300キロとか1日に飛行するし、天敵から逃げる際には時速200キロくらい出せるらしいので、飛行技術の習得とその訓練に時間を要すのは、よく分かります。

No title

ツバメの世界の「仁義」は、子孫繁栄のDNA指令なんですね。

No title

(*´▽`)ノ ・゜:*:゜★こんばんわ~☆・゜:*:゜
大産院覚えてます。
あの集合住宅は凄かったですね。o(*⌒―⌒*)oにこっ♪

Σ( ̄[] ̄;)!ホエー!!
巣立った子ツバメちゃんは
迷子になっても育てるのに・・・
お母さん達は喧嘩するんですね。Σ(@д@;)
母親が子供を産んで育てる事はどの生物も命がけなんでしょうね。

No title

ツバメのお母さんは本能的に次のお母さんのためにと考えてもらいたいですね
子供を育てられないお母さんは得るものがないと成長できないのではと考えてしまいます
ナイス

No title

*菖蒲園さん。。
ツバメのメスって子育てに関してはものすごく神経質な野鳥だと思います。産卵床が作られている壁を見ても、その横に幾つもの土が付いているんです。

つまり産卵床を作るまでにどこにしようかと、あちこち迷ってるんです。藪さんローカルのツバメのお宿の場合でも、棚が設置してあるところに産卵床を作ってくれれば、土が下に落ちないのでいいのですが、何もない壁に新たに土を付けたりして、下に置いてある自転車が泥だらけになったりします(^ω^)

今年のセカンドランではうまい具合に裏の真ん中の何もない棚の上に土を積み上げて、五個の卵をあっため中と云うか、昨日の観察では一部のヒナが生まれている感じもしました。

No title

*Marsさん。。
以前の藪さんはツバメはみんな同じ柄だし、同じ形なのでオスメスの区別が付かないと記事に書いてましたが、その後の観察で、オスメスの判別もさる事ながら、巣立ったヒナの飛行能力状況も、おぼろげながら判ってくるようになりました。

ツバメの成鳥の雌雄の体型は明らかに違います。オスの尾羽はとんでもなく長く、肩の筋肉が発達しています。メスはオスと比べると肩の筋肉があまり発達していなくて、尾羽も若干短い。

巣立ったばかりのヒナは、尾羽は短く肥満体です。飛行訓練を続けるにつれて次第にスリムな体型になり、尾羽が長くなってきます。

No title

*キャバンさん。。
ツバメの生息数は爆発的に増えたり減ったりもしないですね。その理由は、ブラックバスと同じで生餌しか食べない動物食性だからです。アフリカの草原のライオンやチータの数が増えないのと同じです。

雑食性のブルーギルやムクドリやインコは、エサがあるところでは爆発的に増えます。ツバメは蚊などの人間にとっては害虫を食べてくれる益鳥なんですが、そのフンが汚いからと産卵床を撤去すると、その場所では二度と子育てをしません。

でもその近くで子育てをするので、絶対数は激減しないんです。藪さんローカルからは毎年50羽以上の子ツバメが巣立ってます。

No title

*まーぶるさん。。
あの大産院ではたくさんのお母さんが出入りしていましたね。あれだけのお母さんが同時に子育てを始めると、お母さんが育てるヒナの数は少なくなると藪さんは観察しました。

自然界と云うのはバランスが取れるようになってるんです。藪さんがツバメ以上に詳しいのはブラックバスの生態です。何冊も米国の研究書を読みました。日本では何にも判ってない連中がブラックバスは在来種を食べ尽くして増え続ける害魚だと云ってます。

詳しい調査もせずにそんないい加減な事を云う害獣を藪さん軽蔑します。在来種を食べ尽くしたらエサがなくなってブラックバスは餓死してしまいます。アフリカの草原がライオンだらけにならないのと同じ理由なんですが、それがバカな連中には判らない。

藪さんの調査では、30センチ以上(だいたい四年魚)の大人のブラックバスは、湖岸線30メートルに付き一匹しか生息できません。それ以上生息するとエサがなくなって餓死してしまうので、産卵が抑制されるホルモンが排出されると云う事が米国の研究で明らかになってます。

No title

*右近さん。。
日本の少子高齢化が叫ばれて久しいですが、狭い日本列島に一億三千万人は多過ぎるんです。東京なんか住む場所もない。そんな状況で子育てなんかできる訳がないんです。

2050年には日本の人口は八千万人に減ると推測されてますが、妥当なところだと藪さんは思います。それでも幕末の日本の人口の四千万人の倍ですからね。

子育て中のツバメのお母さんが他のメスと喧嘩するのは、妥当なツバメの数を調整しているんだと思います。自然界ではツバメばかりではなくて、数の調整は自然に行われているので人間が手を出してはいけないんです。

佐渡のニホントキが絶滅してしまったので、チュウゴクトキを輸入して人口繁殖させて数を増やして放鳥しましたが、地元農民はトキの食害で収入が減って、害鳥のトキを駆除してくれと訴えてます。

No title

こんにちは。(*^-^*)
お暑うございます。~~~~"Q。('-'。)"パタパタ
(・0・*)ホ,(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
大産院の子育ての数は少ないのですね。
....〆(・ω・。) メモメモ
いっぱ~い巣立つと思ってました。(* ̄∀ ̄)ゞエヘヘ

No title

*まーぶるさん。。
ツバメの寿命は約七年だと云われています。巣立った子ツバメが来年帰ってきてその場所で子育てしているのかどうかは、いまだに判っていません。

それを調査するためには子ツバメを捕獲して、番号を記入した足環を付けて放鳥し、翌年、足環の付いたツバメを捕獲し、その番号とデータを付き合わせる必要があります。

日本の法律では野鳥に対してエサやりを含めて許可なく手出しができないんです。産卵床から落ちたツバメのヒナを保護して飼育するにも役所の許可が必要なんです。

ですから環境省の許可なく藪さんが勝手に子ツバメに足環を付ける事は犯罪なんです。残念ながらどんな研究機関もツバメに関してはそう云う調査をやっていないので、メスや巣立った子ツバメが同じ場所で翌年に子育てをしているかどうかは判っていません。

No title

*続き。。
ツバメは七年間、毎年子育てをしているのか? 巣立った子ツバメは毎年同じ場所に帰ってきて子育てをするのか?

もしそうだとするなら、ネズミ算式に日本はツバメだらけになってしまいます。でもそうじゃないですよね。その辺の科学的な調査はまったくできていないのが現状ですが、自然の摂理が働いてツバメだらけにはならないんです。

大塚の大産院で藪さんがひとつの産卵床で発見したヒナは、たった二羽でした。まーぶるさんが山中湖で発見してくださった子ツバメは七羽でしたよね。藪さんローカルでは最多で五羽で、四羽や三和の時もあります。

同じ地域にたくさんのツバメがいる場合は、お母さんが産む卵の数は少なくなると云う事を、藪さんは実際に観察しています。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

藪さん

Author:藪さん

月別アーカイブ