子育て始まる
- 2019/04/17
- 04:17

でも心配する事無いんですよね。もう二十年来同じ場所で子育てをやってるんですから、時期になればちゃんと子育てを始めるんです(^∇^)
耳にタコができると云われちゃうかもしれませんが、耳にタコはできませんからご安心ください(^ω^)
と云う事でほとんど誰も説明していないツバメの子育てのタイムテーブルを復習しておきましょう。
大雑把に申し上げると、産卵床を作り始めてから卵を産み始めるまでが一週間。あっためる卵を全部産み終わるまでが一週間。卵をあっためるのが二週間。ヒナが誕生してから巣立つまでが三週間です。
つまり産卵床を作り始めてからヒナが巣立つまでに七週間掛かります。一ヵ月半ちょいですね。四月中旬に産卵床を作り始めると、六月の初めにヒナが巣立つ訳です。それがファーストラン(最初の子育て)のツバメの子育てです。
ツバメが子育てをする場所と云うのはツバメにとっていい場所なので、ヒナが全部巣立っていなくなると一週間以内にセカンドランの子育てをするツバメが新たに土を運んで産卵床を作ります。
六月中旬に産卵床を作り始めたセカンドランのツバメのヒナは、七週間後の八月の初めに巣立ちます。それが毎年二回行われるツバメの子育てのタイムテーブルです。
しかしヒナが巣立てば子育てが終わりではなくて、むしろ巣立った後が本当の子育てなんです。巣立ったばかりのヒナは親より太ってますが、飛行する筋力もなく自力でエサを取れません。お母さんはヒナが巣立ったあと約一ヵ月半かけてヒナが自力で南の島へ飛んで行けるように訓練するんです。
しかし巣立ったあとのツバメのヒナがどのような訓練を受けているのかは、一週間くらいは近所にいるので観察できるのですが、より遠くまで飛べるようになった後は、どんなドキュメンタリーフィルムにも撮影されてません。
巣立ってから飛行訓練を受けたヒナはどこにいるか? 東京の場合は多摩川河川敷の府中から日野橋あたりの葦原。あるいは旧荒川の木根川橋あたりの葦原に待機して、九月中旬になると数千羽単位で南の島へ飛んでいきます。
以上。藪さんの自由研究でした。そうそう根津神社へ行ってきたら、随分といろんな色のつつじが咲いてましたよ。その記事はまた明日(^∇^)
https://www.youtube.com/watch?v=NEERGQf0bR0
撮影データ・・・平成31(2019)年4月16日(火)午後二時前 ツバメのお宿